ウォーリック城

ウォーリック城は、アルフレッド大王の娘エセルフレイダがデーン人(ヴァイキング)たちの侵略に備え、914年に築かせた砦が元になっています。

 

ノルマン人のウイリアム1世は、この砦に目をつけ、側近であったボーモントに築城を命じ、彼を城代として、ウォーリック伯爵の称号を与えています。当初木造だった城は、12世紀後半から石材で建築され、15世紀ごろ現在の形になりました。

 

ばら戦争(1455-85年)の時に、ヘンリー6世とエドワード4世の王座を左右する陰謀劇にかかわった17代領主リチャード・ネヴィルによって、キング・メーカーの城とも呼ばれています。ばら戦争はエドワード3世の息子たちの王位継承争いで、代々ランカスター家(赤バラ)とのつながりが深かったウォーリック伯爵家ですが、先代の妹と結婚することによって領主になったリチャード・ネヴィルはヨーク家(白バラ)の出身で、エドワード4世が即位するのに貢献しています。が、その後王の弟グロスター公(リチャード3世)と共謀して、エドワード4世を一時城に幽閉したりしています。結局、ネヴィルはバーネットの戦いで戦死してしまいます。

 

現在、マダム・タッソーが所有し、蝋人形などを使って、貴族の生活を再現しています。豪華な建物内部も見学でき、また、クラレンスタワー、ガイズ・タワー、シーザーズ・タワーに上って城を見下ろすこともできます。

記事と写真 ライト裕子
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