Market Cross

英国の町や村にはマーケットクロスという石で作られたモニュメントのようなものがある。その名前が示すように昔はそこに市(マーケット)がたっていた。 

てっぺんにクロス(十字架)がついているのだがこれはなぜかというと、商売人はおつりをごまかしたりしな い、ビールを水で薄めて量を増やしたりしない、又、小麦粉に白い砂を混ぜたりしない、で正直に十字架(クロス)に誓って商売をするように、という こと。 

マーケットクロスがたっているところが村や町の中心ということになる。 
コッツウオルズの村、ストウオンザウォルド にもマーケットクロスがあるがその近くに500年前のものといわれている足かせ(ストックス)がある。いんちき商売人達が足かせをはめられてさらしものにされ、村人たちが腐った卵やトマト、中には石などを投げつけた。浮浪者や酔っ払い、ポン引き、体制批判者なども足かせ刑を科せられた。 

ロビンソークルーソーを書いたダニエルデフォーも1704年、英国国教に異説を唱える本を書いたかどで足かせよりももっときつい首かせをはめられた。

記事と写真 ロバーツ千恵子